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Spec-first · Bedrock · Steering Documents · Amazon Q後継

Spec-first Bedrock 5モデル Steering Docs ⚠️ 本番注意

⚠️ セキュリティ警告 — 本番環境でのエージェント実行

2025年12月の障害事例: KiroがAWS本番環境で「削除して再作成」を実行し13時間の障害が発生。本番環境のDB・インフラへの削除権限は絶対に与えないこと。

★ 直近アップデート — AWS Kiro
2026-05-22 Kiro CLI 初回パブリックリリース(GA)— Amazon Q Developer後継

Kiro GA

初回GA: AWS Kiro CLIが正式パブリックリリース。Amazon Q DeveloperのEOS(2027-04-30)に向けた移行先として位置づけられている。

Spec-firstワークフロー: Requirements(要件)→ Design(設計)→ Tasks(タスク)の3段階仕様書から実装を追跡する独自ワークフローが特徴。

Bedrock統合: Claude 3.7 Sonnet / Claude 3 Opus / Amazon Titan / Llama 3 / Mistral Large の5モデルをBedrockを通じて選択可能。

VS Code拡張: Kiro Extension for VS Codeが同時リリース。Spec-firstフローをIDE内で完結できる。

2025-12 ⚠️ セキュリティインシデント — 本番環境削除による13時間障害

⚠️ 重大

KiroエージェントがAWS本番環境で「削除して再作成」オペレーションを実行し、13時間のサービス障害が発生。

根本原因: エージェントに本番DB・インフラの削除権限が与えられていた。承認ポリシーが適切に設定されていなかった。

対策: permissions.allow_production: false を設定し、本番環境へのエージェントアクセスを明示的にブロックする。IAMロールは最小権限原則を徹底する。

この事例はKiro固有の問題ではなく、本番アクセス権限を持つあらゆるAIエージェントに共通するリスクとして認識すべき。

2025-10 Kiro Preview — Spec-first + Bedrock統合の初回プレビュー

Kiro Preview

AWS re:Invent 2025でKiro CLIが初回プレビュー公開。Spec-firstアプローチとBedrock統合が初めて発表される。Amazon Q Developerのエージェント機能の後継として位置づけられた。

コミュニティの反応: Spec-firstの構造的アプローチが好評を博した一方、セキュリティ設定のデフォルトが甘いという指摘も多かった(後の本番事故の伏線)。

★ 概要
  • AWS製 · CLI + VS Code拡張
  • Spec-first(要件→設計→タスク→実装)
  • Bedrock経由で5種類のモデル選択
  • Steering Documents(.kiro/steering/)
  • .kiro/settings.json(JSON形式)
  • Hooks(YAML形式・限定的)
  • Subagents(YAML定義)
  • Amazon Q Developer EOS 2027-04-30
  • ⚠️ 本番環境アクセスは最小権限で
★ ベストプラクティス Top9
  • Specを書かないとKiroを使う意味がない
  • Specをコードと同じGitリポジトリで管理する
  • 本番環境のDB・インフラ削除権限は絶対に与えない
  • approval_policy: "on-request"を本番の必須設定にする
  • Bedrockモデルをタスクの複雑度で使い分ける
  • Steering Docsはproduct/architecture/techの3ファイルに分ける
  • Amazon Q Developerからの移行は2027-04前に完了させる
  • タスクリストの完了チェックをエージェントに追跡させる
  • IAMロールはRead/デプロイ専用・削除権限は除外する
設定システム — .kiro/settings.json
01設定ファイル例(Bedrock + 権限設定)
// .kiro/settings.json
{
  "model": "anthropic.claude-3-7-sonnet",
  "provider": "bedrock",
  "region": "us-east-1",
  "permissions": {
    "allow_production": false,    // 本番環境アクセスを禁止
    "allow_delete": false,        // 削除操作を禁止
    "approval_policy": "on-request"  // 全操作で承認要求
  },
  "spec_required": true            // Spec未定義なら実装拒否
}
02Bedrock モデル一覧
モデルIDコスト比推奨用途
anthropic.claude-3-7-sonnet1.0x複雑な実装・アーキテクチャ分析
anthropic.claude-3-opus3.0x高品質レビュー・設計
amazon.titan-text-premier0.3xルーティング・軽量タスク
meta.llama3-70b-instruct0.4xコスト重視タスク
mistral.mistral-large0.6xコード生成・補完
Spec-first ワークフロー
014ステップフロー — 要件→設計→タスク→実装
ステップファイル内容
1. Requirements.kiro/specs/*/requirements.mdユーザーストーリー・受け入れ基準
2. Design.kiro/specs/*/design.mdアーキテクチャ・データモデル・インターフェース
3. Tasks.kiro/specs/*/tasks.md実装チェックリスト(順序付き)
4. ImplementコードベースKiroがタスクリストを追跡しながら実装

Specをコードと同じGitリポジトリで管理することで仕様とコードのドリフトを防ぐ。Kiroを使いながらSpecを書かないチームはコストだけ払って恩恵を受けていない。

02Steering Documents — 永続的コンテキスト
.kiro/steering/
  product.md      # プロダクト概要・目標
  architecture.md # システム設計・制約
  tech.md         # 技術スタック・コーディング規約

Steering DocumentsはSpec-firstフロー内で自動参照される。CLAUDE.mdのRouter設計と同様に、必要な情報へのポインタとして管理する。

Hooks — YAML形式(限定的)
Hooks は Claude Code / Codex より機能が限定的

KiroのHooksはYAMLベースでfile_saveトリガーのみ対応。Claude Codeの5種類(PreToolUse/PostToolUse/Stop/Notification/SubagentStop)と比べると機能が大幅に限られる。

01Hooks の基本構造(YAML)
# .kiro/hooks/lint-on-save.yaml
name: lint-on-save
trigger: file_save
command: npm run lint --fix {{file_path}}

YAMLベースで定義。専用の.kiro/hooks/ディレクトリで管理。Claude CodeのPostToolUse Hookに近い概念だが、トリガー種類が少ない。

Subagents & Steering Documents
01カスタムSubagent定義(YAML)
# .kiro/agents/security-reviewer.yaml
name: security-reviewer
model: claude-opus-4-7
system_prompt: |
  Security expert. Focus on OWASP Top 10.
  Provide specific, actionable findings only.
tools: [read_file, search_code]
permissions:
  allow_write: false  # レビューエージェントは読み取り専用に
Managed Agents — Kiroでの対応
Managed Agentsは未実装

Claude CodeのManaged Agents(Dreaming / Outcomes / Multiagent Orchestration)に相当する機能はKiroに存在しない。

01代替アプローチ
機能Kiroでの代替
Dreaming(記憶精製)Steering Docsに学習・ルールを手動で蓄積
Outcomes(評価ループ)Spec/Tasksのチェックリストで進捗を追跡
Multiagent Orchestration複数Subagentを.kiro/agents/に定義して手動管理

Kiroの強みはSpec-firstによる仕様の明確化。マルチエージェント制御よりも「仕様書を書いて確実に実装を追跡させる」スタイルが向いている。

Automations / Routines — Kiroでの対応
スケジュール実行機能はなし

Claude CodeのRoutines(cron)やCodexのAutomations(cron + webhook)に相当する定期実行機能はKiroに実装されていない。

01代替アプローチ(外部ツール)
用途代替手段
定期コードレビューGitHub Actionsのcronジョブでkiroコマンドを呼び出す
定期ドキュメント更新AWS Lambda + EventBridgeでkiro CLIを定期実行
完了通知HooksのPostToolUseでAmazon SNS/SQSに通知

外部cronを使う場合は、実行ユーザーのIAMロールに最小権限を設定することを必ず確認すること。

★ 更新ログ
2026-05-22Kiro GA初回パブリックリリース。Spec-first・Bedrock統合・VS Code拡張。Amazon Q Developer EOS 2027-04-30の移行先。
2025-12⚠️ 障害本番環境でエージェントが削除操作を実行し13時間の障害。本番アクセス権限の管理が重要なBPとして確立。
2025-10Kiro Previewre:Invent 2025にてKiro CLIプレビュー初公開。Spec-firstアプローチとBedrock統合を発表。
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