✦ Cline Best Practices ✦ VS Code Extension ✦ CLI v3.86 ✦ .clinerules ✦ Plan/Act Mode ✦ Model Agnostic ✦ MCP Integration ✦ OSS Apache 2.0 ✦
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Cline
Best Practices

VS Code Extension · CLI · Model-Agnostic · OSS

VS Code 拡張 OSS Apache 2.0 CLI v3.86 62,700+ Stars モデル自由選択 Individual 無料
★ Cline の特徴
  • 任意のAI APIに接続(ベンダーロックインなし)
  • VS Code拡張が主軸 + CLI も提供
  • Plan/Act 2段階モードで暴走防止
  • チェックポイントスナップショット(ロールバック可)
  • MCP対応・Slack/Discord連携
  • 個人利用は完全無料(APIコストのみ)
★ Claude Code との違い
  • IDEファースト(主軸はVS Code拡張)
  • モデルを自由に切り替え可(Anthropic以外も)
  • APIコストが直接見える(透明性高)
  • Anthropic公式ではなくOSSコミュニティ主導
  • CLIは2026-02から正式化(まだ発展途上)
  • .clinerules が CLAUDE.md に相当
★ インストール・基本設定
01 VS Code 拡張のインストール VSCode

VS Code マーケットプレイスから「Cline」を検索してインストール(500万インストール超)。

# コマンドラインからインストール
code --install-extension saoudrizwan.claude-dev

# または VS Code 内で
# Ctrl+Shift+X → "Cline" 検索 → インストール

インストール後、サイドバーの Cline アイコンからAPIキーを設定する。

02 CLI インストール CLI 2026-02〜
# Node.js 22+ 必要
npm install -g cline

# インタラクティブモード
cline "テストを追加してください"

# 自動承認(--yolo)
cline -y "依存パッケージを最新に更新"

# ヘッドレスモード(CI/CD向け)
cline --headless --json "lintエラーを修正して"

# バージョン確認
cline --version  # v3.86.2(2026-06-01時点)
⚠️ CLI は発展途上

Cline CLI は2026-02に正式化したばかり。安定性・機能ともに VS Code 拡張の方が成熟している。日常作業は VS Code 拡張を推奨。

03 VS Code settings.json 設定
{
  // API プロバイダーとモデル
  "cline.apiProvider": "anthropic",
  "cline.apiModelId": "claude-sonnet-4-6",
  "cline.anthropicApiKey": "sk-ant-...",

  // 読み取り専用ツールを自動承認(安全な操作のみ)
  "cline.alwaysAllowReadOnly": true,

  // 書き込みは必ず確認(デフォルト: false のまま推奨)
  "cline.alwaysAllowWrite": false,

  // 自動承認(本番環境では false 必須)
  "cline.autoApprovalEnabled": false,

  // カスタム指示(全タスク共通)
  "cline.customInstructions": "コメントは日本語で書いてください。変数名・関数名は英語。",

  // ターミナル操作の自動承認(注意)
  "cline.alwaysAllowExecute": false,

  // ブラウザ操作の許可
  "cline.alwaysAllowBrowser": false
}
★ .clinerules — CLAUDE.md 相当のルールファイル
★ .clinerules とは

プロジェクトルートに置く Cline 向けのルールファイル。Claude Code の CLAUDE.md・Codex の AGENTS.md に相当。全タスクで自動的に参照される。

01 基本テンプレート
# .clinerules

## プロジェクト概要
TypeScript + React + Vite のWebアプリ。
バックエンドは Hono + Cloudflare Workers + D1。

## 技術スタック
- フロント: React 19, TypeScript strict, Tailwind CSS
- バックエンド: Hono, Zod, Drizzle ORM
- テスト: Vitest, Playwright
- パッケージマネージャー: pnpm

## コーディング規約
- TypeScript の any 型禁止(as unknown as T も避ける)
- コンポーネントはArrow function + named export
- CSS はすべてTailwindで書く(inline style禁止)
- エラーハンドリングは Result 型パターン(throw禁止)
- テストはコードと同じディレクトリに置く(*.test.ts)

## コミットルール
- Conventional Commits 形式(feat/fix/chore 等)
- コミット前に pnpm lint && pnpm test を実行
- 1コミット = 1つの変更(atomic commits)

## 禁止事項(NEVER DO)
- .env ファイルをコミットしない
- console.log を本番コードに残さない
- 本番DBに直接接続しない(staging を使うこと)
- npm ci なしに node_modules を手動変更しない

## ディレクトリ構造
src/
  components/   # UIコンポーネント
  hooks/        # カスタムフック
  lib/          # ユーティリティ
  api/          # APIクライアント
  types/        # 型定義
02 ディレクトリ別 .clinerules(階層対応)

各サブディレクトリにも .clinerules を置けば、そのディレクトリを操作するときだけ追加ルールが適用される。

# src/api/.clinerules

## API ディレクトリ専用ルール
- すべてのAPIレスポンスをzodスキーマでバリデーション
- fetch は apiClient() ラッパーのみ使用(直接呼び出し禁止)
- エラーレスポンスは { error: string, code: string } 形式
- タイムアウトは 10秒 固定(変更する場合は必ずレビュー依頼)
# src/components/.clinerules

## コンポーネント専用ルール
- Props は interface で定義(type alias不可)
- children が必要な場合は React.PropsWithChildren を使う
- forwardRef は使わない
- useEffect の cleanup は必ず実装する
03 Memory Bank(長期記憶パターン)

Cline はセッション間で記憶を保持しない。コンテキストを維持する一般的なパターンとして、プロジェクト情報をMarkdownファイルに外出しして .clinerules で参照させる。

# .clinerules に追記

## Memory Bank
以下のファイルを最初に読んでプロジェクトの状態を把握してください:
- docs/project-brief.md    # プロジェクト概要・目標
- docs/active-context.md   # 現在作業中のタスク
- docs/decisions.md        # 重要な設計決定の記録
- docs/known-issues.md     # 既知の問題・技術的負債

# docs/active-context.md(例)
現在のフォーカス: 認証フローのリファクタリング
進行中: src/auth/ 配下を JWT から Session Cookie に移行中
次のステップ: ミドルウェアのテスト追加
ブロッカー: なし
★ モデル設定 — API 直結・マルチモデル
★ Cline はモデル非依存

Anthropic / OpenAI / Google / Bedrock / Vertex / ローカルLLM(Ollama)など、ほぼすべてのLLM APIに接続できる。タスクに応じてモデルを切り替えるのがコスト最適化の鍵。

01 推奨モデルとコスト感
モデル入力/出力(per 1M)推奨用途
Claude Sonnet 4.6$3 / $15日常的なコーディング・リファクタリング(バランス最良)
Claude Opus 4.8$5 / $25複雑な設計・大規模タスク
Claude Haiku 4.5$0.8 / $4単純な補完・ドキュメント生成(コスト重視)
GPT-4o$2.5 / $10コードレビュー・説明(Claude代替)
Gemini 2.5 Pro$1.25 / $10長いコンテキスト・大規模ファイル解析
Ollama(ローカル)無料機密コード・オフライン環境・コスト0
02 Bedrock / Vertex 経由での利用
# VS Code settings.json — AWS Bedrock 経由
{
  "cline.apiProvider": "bedrock",
  "cline.awsRegion": "us-east-1",
  "cline.awsProfile": "default",
  "cline.apiModelId": "anthropic.claude-sonnet-4-5-v1:0"
}

# Google Vertex AI 経由
{
  "cline.apiProvider": "vertex",
  "cline.vertexProjectId": "my-project",
  "cline.vertexRegion": "us-central1",
  "cline.apiModelId": "claude-sonnet-4-5@20251022"
}

企業の AWS/GCP 契約を活用してAPIコストを既存インフラのコストに統合できる。

★ Plan/Act モード — 暴走防止の2段階設計

Cline 最大の特徴。タスクを「Plan(計画)」と「Act(実行)」に分けることで、人間のチェックポイントを確保しながらエージェントを動かす。

01 Plan モード → Act モードの流れ
  1. Plan モードで開始: タスクを入力すると Cline がリポジトリを調査して実装計画を提示(ファイル変更なし)
  2. 計画を確認・修正: ユーザーが計画を読んでフィードバックを与える。方向性がズレていれば修正させる
  3. Act モードに切り替え: 計画に合意したら Act モードで実際のファイル変更・コマンド実行を開始
  4. ステップごとに承認: 各操作(ファイル保存・コマンド実行)ごとに承認プロンプトが表示される(設定次第で自動化可)
★ Plan モードのベストプラクティス

大きなタスク・影響範囲が不明なタスクは必ず Plan モードから始める。計画フェーズでのやり取りに時間をかけるほど実行フェーズのミスが減る。

02 チェックポイントスナップショット(ロールバック)

Cline はタスク実行中に自動でスナップショットを保存する。エージェントが想定外の変更をした場合、チェックポイントまでロールバックできる。

  • サイドバーの「Checkpoints」パネルから過去の状態を参照
  • 「Restore」で任意のチェックポイントに戻る
  • Git未管理のファイルも対象(.gitignore内のファイルも保護)
03 Concurrent Tasks(並列タスク)

複数の VS Code ウィンドウで同時に Cline を動かすことで擬似的な並列実行が可能。各ウィンドウが独立したコンテキストを持つ。

# ウィンドウ 1: バックエンド修正
cline "認証ミドルウェアのリファクタリング"

# ウィンドウ 2: フロントエンド修正(別ターミナルで)
cline "ログインフォームのバリデーション追加"
★ MCP 連携
01 MCP サーバーの設定

Cline はMCPをネイティブサポート。VS Code の Cline 拡張設定 → MCP Servers から GUI で追加するか、設定ファイルを直接編集する。

# ~/.config/cline/mcp_settings.json
{
  "mcpServers": {
    "filesystem": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-filesystem", "."]
    },
    "github": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-github"],
      "env": {
        "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "ghp_..."
      }
    },
    "postgres": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-postgres"],
      "env": {
        "POSTGRES_URL": "postgresql://localhost/mydb"
      }
    }
  }
}
02 Slack / Discord 連携(外部トリガー)

Cline は Slack・Telegram・Discord からタスクをトリガーできる。チームメンバーがメッセージを送るとClineが動き出す。

# Slack App Manifest(一部)
slash_commands:
  - command: /cline
    description: "Clineにタスクを送信"
    usage_hint: "[タスク説明]"

# /cline "ログインページのバグを修正して PR を作成"
# → Cline が起動してタスクを実行、完了したら Slack に通知
★ ベストプラクティス集
★ .clinerules の設計原則
  • 「してほしいこと」より「してはいけないこと」を明確に書く方が効果的
  • ファイルパスや具体的な関数名を書くと精度が上がる(抽象的な記述は避ける)
  • プロジェクトの技術的負債・地雷も書いておくと不要な変更が減る
  • Memory Bank パターンで長期コンテキストを補完する
  • チームで使う場合は .clinerules を Git 管理してレビューサイクルに含める
★ コスト最適化
  • 単純タスク(コメント追加・リネーム等)は Haiku など安価なモデルに切り替える
  • alwaysAllowReadOnly: true でファイル読み込みをノーコストで高速化
  • タスク開始前に #file でスコープを絞るとトークン消費が大幅に減る
  • Plan モードで計画確認後に Act するとやり直しが減りコストが安くなる
  • Cline のコスト表示(セッション合計)を見ながらモデルを使い分ける
★ VS Code vs CLI の使い分け
シナリオ推奨
日常的なコーディング・リファクタリングVS Code 拡張(IDEコンテキスト豊富)
CI/CD パイプライン内での自動修正CLI --headless(人間不在で実行可)
機密コードの処理(外部送信なし)VS Code + Ollama(ローカルLLM)
複数ファイル横断の大きな変更VS Code + Plan/Act モード
Slack からのリモートトリガーCLI + MCP Slack サーバー
★ 更新ログ
2026-07-19ClineSDK v0.0.65 / CLI v3.0.45-46: プロバイダーのオンデマンド読み込みでインストールサイズを約640MB→285MBに削減。Kimi K3対応。期限切れOAuth認証情報の自動リフレッシュ・リトライ。Team RunsでSpawnツールをteammateエージェントに非公開化。詳細はニュース参照
2026-07-17Cline CLIv3.0.43/v3.0.44: OSの証明書ストアを自動信頼し企業プロキシ/TLS検査環境でも動作。SDK v0.0.64の最大出力トークン処理改善・BOM付きUTF-8ファイルの正しいパースを取り込み。詳細はニュース参照
2026-07-16Clinev4.0.9: GPT-5.6 ChatGPTサブスクリプションモデル対応。連続ミス上限メッセージを短縮。トークン過大カウント・BOM付きUTF-8スキル読み込み不具合を修正。詳細はニュース参照
2026-07-15Cline CLIv3.0.41 / SDK v0.0.61: コンテキスト圧縮の進捗表示。OpenAI互換エンドポイントのモデルID提案。ワークスペースgit情報の永続化。詳細はニュース参照
2026-07-10セキュリティHalluSquatting: AIの「幻覚」パッケージ名/リポジトリ名を悪用しボットネット化する手法が報告。Copilot・Cursor・Windsurf・Cline・Gemini CLI・OpenClaw が対象。詳細はニュース参照
2026-06-01Clinev3.86.2 リリース(通算273リリース)。GitHubスター 62,700超。
2026-05ClineVS Code マーケットプレイス 500万インストール達成。
2026-02Cline CLICLI 2.0 正式リリース。ヘッドレスモード・JSONアウトプット・CI/CD対応。
2025-11Clineチェックポイントスナップショット(ロールバック機能)追加。
2025-09ClinePlan/Act 2段階モード正式導入。マルチエージェント対応。
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